登場人物

Characters

勝負を失った少年

「島津に監督の資質があるかはわからないけれど、知っている限り一番マシな選択だと思う」

 

Couch

島津裕也

SHIMAZU Yuuya

174cm / 両利き / 4月19日 / 向島区

かつては天才と呼ばれ、将来を約束されたボランチだったが、事故にあい選手生活からの引退を余儀なくされる。フットボールを捨てる決心をしていたが、監督を失った女子蹴球部のために監督就任を求められ、了承する。

現役時代はチームを全国大会決勝に導く活躍をしたが、前述の事故で決勝には出場していない。代表招集歴は4回で、初招集から事故まで途切れることはなかった。

妹と両親の四人家族。

「敗者のフットボール、弱者の戦術、好きなように呼ぶがいい。我々は公立で、選手は近所の球蹴りが好きな女の子で、去年まで残留争いをしていた。当然敗者であり、弱者だ。だがこれだけは言っておく、私の戦術は勝つための戦術で、私の選手は勝つために戦う」

勝利を知らない少女

「私は白瀬のためにチームを作ったりしない。彼女にそんなことは必要ない。白瀬は目標ではなく前提だ」

7

Forward

白瀬美波

SHIRASE Minami

172cm / 両利き / 6月21日 / 浅草区

フットボールにすべてを賭けているといっても過言ではない、努力で才能を捏造した少女。己の体格の良さと身体能力の高さを武器に、俊足でディフェンスラインを置き去りにして鋭いシュートでゴールを奪い取るウィンガ。ペナルティキッカ。フリーキックは二番手。

妹の美凪と、両親の四人家族。

「わたしは勝ちたいの。ただ勝ちたいの。それだけよ」

監督を諦めない少女

「椛沢のことは彼女の両親の次によく知っている。彼女も僕をよく知っている」

2

Defender

椛沢優理絵

KABASAWA Yurie

179cm / 右利き / 12月26日 / 向島区

高い予測能力と落ちついた判断でディフェンスラインを統率する。冷静な人格と評価されているが、必要とあらば危険なタックルも厭わない。チーム二位の長身は空中戦でも圧倒的な強さを発揮し、攻守に貢献する。

島津とは家が向かい合いの幼なじみ。一人っ子で両親と祖母と四人家族。

「わたしがもらって、いいよね?」

フットボールに恋した少女

「仁科はチームの誰よりもフットボールを愛している。その愛が彼女を強くしているし、我々の攻撃に安心を与えている」

1

Goal Keeper

仁科真奈美

NISHINA Manami

160cm / 右利き / 11月14日 / 下谷区

大柄な人物が多い女子蹴球部の中では小柄な方だが、手足が長く体型が良いと評判のゴールキーパ。理知的で、大学進学を目指す数少ない人物。ポジショニングで勝負するタイプだが、足下の技術が覚束ないのと、判断能力をまれに喪失することがある。

父と弟二人の四人家族。

「今ポジションを失ったら、もう取り戻せないのよ!」

監督に恋した少女

「我々にPKをアピールする必要なんてない。FKで十分だ。我々には前森がいるのだから」

19

Midfielder

前森理名

MAEMORI Rina

168cm / 両利き / 10月7日 / 本所区

フリーキッカと左右のコーナキッカを担当するプレースキックの名手で、流の中からでも鋭いスルーパスを通して白瀬の攻撃を支援する。ブレ球からバックスピンまであらゆる球種を蹴ることができるが、なぜか得点に繋がらない。

兄と姉と両親の五人家族。

「入ったのもうれしかったし、褒めてくれたのもうれしかった」

フットボールを諦めない少女

「二階堂は優れている。だが、まだ自分が何者であるか気づいていない」

10

Midfielder

二階堂晴海

NIKAIDOU Harumi

155cm / 左利き / 8月4日 / 西宮市

強豪校にもクラブチームにも入れたのに、島津を慕って入学してきた奇特な少女。小柄で吹っ飛ばされやすい体格を気にしているが、当然ながら足下の技術は女子蹴球部の中で最も高い。暫定的に配置されていた白瀬からトップ下の座を奪い取るが、なかなか成果が出ない。

両親と兄の四人家族。現住所は深川区。

「ドン引き縦ポンだけで勝てるほどガールズリーグは甘くないんですよ!」

戦いを知らない少女

「使い古された言い回しだがこう答えよう。わたしの戦術はスカーレットだ」

9

Forward

アリシア・スカーレット

Alicia Scarlett

184cm / 右利き / 4月19日 / イングランド

父の仕事の都合で日本にやってきたところを白瀬に掴まり、半強制的に右も左もわからないのに入部させられた被害者。巨人揃いの女子蹴球部で最大の長身を誇り、得点数も白瀬に次ぐが、ヘディングで点を取ったことは今までただの一度もない。

両親と居候の四人暮らし。現住所は浅草区。

「わたしにフットボールをくれたのは、白瀬さんだから」

敗北を知らない少女

「怖いのは高森だ。アレは一人でゲームを変えられる本物のフォワードだ」

10

Forward

高森瑞貴

TAKAMORI Mizuki

165cm / 両利き / 5月25日 / 小石川区

前年度一部優勝の小石川学院で一年生にして得点女王に輝いたフォワード。アタッキングサードを遊弋し、ボールを受け取るや否や爆発的な脚力と瞬く間に繰り出される足技でディフェンスを引きちぎって得点を獲得する。

兄と妹、曾祖父と祖父母、伯母と両親の九人家族。

「対戦することはないって思ってたから、期待と不安でどうにかなりそう」