COSINA Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

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作例と解説

はじめに

最初に手に入れたのは50mm、そんな方も多い筈です。しかしこのレンズ、ただの50mmではありません。泣く子も黙るカールツァイス、しかもマクロプラナーです。寄れます。100mmの驚異の性能には及びませんし、最新のAFレンズには負ける部分もありますが、T*コーティングによるものか、ツァイスの設計によるものか、高い明暗差と高い色解像度は他と充分勝負になるレベルです。もちろん、レンズシステムを構築する際に、レンズを変えたことによって起きる色ズレを最小限に抑えることもできます。

APS-C機では若干長い75mmですが、高級コンパクトの広角レンズと組み合わせて使えば、町中でのスナップでは充分な戦力たり得ます。もちろんフルサイズ機でこれ1本という侠気溢れた運用も一考でしょう。ポートレート、充分使えます。小物撮りにだっていけます。わたしの場合は、この記事の作例を選ぶために苦労する程度でこのレンズを多用しています。

きっとあなたなら、もっと良い写真が撮れると思います。しかしまあ、天界から地上を見下ろす気持ちでつたない作例をご笑覧頂くのもたまにはいいではありませんか。

海峡への光

海峡への光

めずらしくフルサイズでの作例です。

このレンズもF5.6で最大の性能を発揮するので、基本的にそこで使っています。こんなに色が乗ってる、とか、階調幅が広い、とか人目でわかるは性能が高そうな点はCapture 0neによるところが大きいので触れません。芸術の部類に属する写真は最終的な見た目が大事であって、そこに至る経緯ではない、そう考えています。ましてやこのサイトは主として劇映画の作り方について説明しているサイトです。

しかし、素性の良いレンズは例え加工するとしても有用です。どうしようもない写真を美しく変えることは、例えデジタルと言えども困難です。

もっとのぼるよ

もっとのぼるよ

地面にいるところを捉えたかったのですが、MFでは困難な速度で動き回るので、同行者の腕に載せて撮影しました。

例によって、本来はマクロレンズなので普通にこうやって使うこともできます。なんかピンがずれているように感じられますが、目を瞑っていただきます。

偽りの夕暮れ

偽りの夕暮れ

人のいない、小さな神社の静謐な美しさがとても好きです。

換算75mmなので中望遠として使うことになりますが、ちょっと距離が取れればこういった小さな建築物の撮影に便利です。広角で迫力を出すのも好きですが、絵作りの手札として持っています。

日差しを追いかけて

日差しを追いかけて

目的地に竜巻と雷雨と洪水が予測されたので、出発直前になって行き先を変更したら、美しい朝に出会うことができました。

米の国

米の国

画面全体を何かで支配する、という構図もよく使います。

コンビニを見つけたので朝ごはんにすることにしたら、向かいに水田が広がっていたので、これを撮影した、という経緯があります。柔らかい夏風に揺られて、きらきらと輝く朝露がとても美しかったのですが、静止画では残念ながら再現不可能です。

桜

黒い背景はただの幹です。

背景の淡い緑色に溶けた枝を見て、素直な後ボケが、と書こうかと思いましたが、素直な後ボケとは一体何か、まったく知らないということに気付きました。

四

自然に鮮やかな色合いというのが好きで、なかなか恵まれませんが、珍しく恵まれました。

画面全体を支配する構図、というのは、画面全体に均一な画質が供給されなければ成立しません。後処理で何とかするにしても、画面全体に均一に適用できないフィルタは大変な苦労を伴います。とくに、それが動画であればなおさらです。絹のように滑らかに滑る焦点環も、動画撮影では絶大な威力を発揮します。

製品情報

Makro Planar T*2/50 ZF,ZE,ZS,ZF.2

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